この記事でわかること

あきら✅ 同期と考え方が噛み合わず、しんどい時期があった
✅ 1年ほど、ほとんど見てもらえず、雑用ばかり引き受けていた
✅ それでも修了して、奨学金の全額返還免除も受けた
朝、支度は済んでいるのに、研究室に行きたくない。何がそんなにしんどいのか、自分でもうまく言えない。そんな朝を迎えていませんか。私にも、そういう時期がありました。この記事では、私が実際に感じた5つの切り口で原因を見分けて、それぞれの解決方法をまとめた記事に案内します。 博士課程だと事情が違うところもありますが、見分け方は同じです。
原因は5つ|まずどれに当てはまるかを見分ける
「①同期と考え方が噛み合わない」「②教授と方向が合わない」「③誰も見てくれない」「④雑用ばかりで研究が進まない」「⑤研究そのものがしんどい」。 学部3年から修士まで研究室で過ごし、自分と周りを見た限りでは、この5つに分けられました。
何がしんどいのかを自分で説明できないうちは、ただ甘えているだけなのかもしれない、と思ってしまいます。でも、これから挙げる5つは、私も周りも実際に足が止まった原因です。説明できていないだけで、甘えではないと思っています。 当てはまるものが2つある人もいると思います。自分に近そうな原因のところから読んでください。
体調や、研究室の外の事情でも足は止まります。5つのどれも自分の話に思えないときのことも、最後に少しだけ書いています。
①同期|研究は進むのに、同期の話が飲み込めない
同期と合わない原因は、性格ではなく考え方のずれだと思っています。
実験も執筆も止まっていないし、締め切りにも間に合っている。それなのに、同期の言っていることがどうしても飲み込めない。そのまま同じ部屋にいるのがしんどい。そうなっているなら、原因は同期とのずれだと思います。研究も止まっているなら③の放置か④の雑用かもしれませんが、同期といる時間が特にしんどいなら、まずはこのまま①を読み進めてください。
私も学部4年のころ、締め切りに追われていて、研究室は研究する場所だと思っていました。にぎやかな同期の輪の中で、自分だけ静かにしていた時期があります。ずれていたのは、雑用をどう考えるか、研究室をどう使うか、感謝を口に出すかどうかの3つでした。どれも、どちらが正しいと言える話ではありません。
この3つを1つずつ掘り下げた記事があります。読むと、自分の場合はどれがずれているのかを確かめられます。


②教授|進捗を見せるたび、方向からやり直し
進捗を持っていくたびに方向から否定されているなら、原因は教授(指導教員)と進める方向が合っていないことです。
自分なりに進めて持っていったのに、中身の話に入る前に、そもそもこの方向でいいのか、と問われてやり直しになる。何度直しても、中身の話までは進まない。
私自身は教授と方針がぶつかった経験がないので、ここは見ていた側からの話になります。同じ部屋にも、教授の方針とは距離を取って進めている人がいました。大事な打ち合わせのときだけ顔を出して、あとは自宅やカフェで研究を進めていました。
備えは3つあります。どれも、教授が変わるのを待たずに自分だけでできるものです。中身は別の記事にまとめました。読むと、次のミーティングで教授に聞くことを1つ決められます。


③放置|行っても誰とも話さず1日が終わる
誰とも研究の話をしないまま帰る日が続いているなら、原因は放置です。 放置されるのは、研究の出来が悪いからではありません。私も1年ほど、ほとんど見てもらえませんでした。
研究室には行っている。同期は先輩から声をかけられているのに、自分のところにだけ誰も来ない。席にはいるのに研究は進まず、サボっている自覚だけがある。
放置される理由は3つに分かれます。どれも、研究の出来とは関係のない理由です。抜け方も2つあって、どちらも一人で勇気を出す話ではありません。私の場合も、学年が上がったことと、週1で話す場ができたことの2つで放置から抜けられました。
なぜ放置されるのかと、そこから抜けた2つの方法は、別の記事に書いています。雑談が苦手なままでも週1の場は作れます。


④雑用|終わっても研究は1行も進まない
今日やったことが全部頼まれごとなら、原因は雑用です。 そのうえで、きついのが「雑用にかかる時間」なのか「なんで自分ばかり」という悔しさなのかで、読む記事が分かれます。
雑用は全部終わっている。それなのに、実験ノートは昨日から1行も増えていない。1日の終わりに今日やったことを挙げても、自分の研究がどこにも入っていない。そうなっているなら、原因はここです。私も後輩指導からゼミ合宿の幹事まで引き受けていて、研究が1行も進まないまま1日が終わる日がありました。
見分ける手がかりは、1日の終わりに頭に浮かぶ言葉です。「今日は何をしたんだろう」なら雑用にかかる時間、「なんで自分ばかり」なら悔しさです。
雑用にかかる時間そのものを短くしたいなら、メール返信からゼミ合宿の運営まで、雑用ごとの短縮方法を別の記事にまとめています。どれも、文面や段取りを毎回ゼロから作るのをやめるという点は同じです。


雑用にかかる時間より、なんで自分ばかり、という悔しさの方がきついなら、やったことと感じたことを紙に書いて分解する手順を、別の記事で紹介しています。書いてみると、学びになった雑用と、そうでなかった雑用が分かれてきます。


⑤研究そのもの|論文を開くと手が止まる
同期といても教授といても平気なのに、論文を開くと手が止まるなら、原因は研究室ではなく研究そのものです。
向いているかどうかは、成果が出たかどうかだけでは決まらないと思っています。私は学会発表もして、奨学金の全額返還免除も受けたうえで、向いていないと判断して修士で就職しました。逆も同じで、成果がまだ出ていないことは、向いていない証拠にはなりません。向いていないと感じること自体は、進路を決めるときの根拠の1つになると考えています。
見分ける手がかりは、しんどくなる場面です。研究室に誰もいない日でも、一人で論文を読んでいるだけでしんどいなら、原因はここです。人がいる場面だけしんどいなら、①〜④のどれかに戻ってみてください。
別の記事で、私が向いていないと感じた3つの出来事を書いています。ゼロからアイデアを出せなかったこと、新規性を出しても意義を示せなかったこと、勝てない相手が近くにいたことです。成果が出ていないからしんどいのか、研究そのものがしんどいのかは、その3つと読み比べると切り分けられます。


どれにも当てはまらないとき
この5つは私の体験から分けたものなので、当てはまらないこともあります。 それは変なことではありません。もし気持ちがしんどいままなら、大学には学生相談室という場所もあります。これを機に、よかったら場所だけでも調べてみてください。ただ、朝起きられない日や、食事がとれない日が続いているなら、先に体を診てもらってください。
まとめ:原因が1つ決まれば、次に開く記事も1本に絞れる
- 行きたくない原因は5つ。 ①同期と考え方が噛み合わない/②教授と方向が合わない/③誰も見てくれない/④雑用ばかりで研究が進まない/⑤研究そのものがしんどい
- 甘えかどうかを考えるより、どれなのかを見分ける方が先です。 原因が違えば、効く方法も読む記事も違います
- 2つ当てはまっても構いません。 近いと思った原因の章から読んでください
- どれにも当てはまらなくても、変なことではありません。 気持ちがしんどいままなら、学生相談室という場所もあります
私は学部3年から修士までの間に、①③④を経験して、最後は⑤で進路を決めました。どれも、しんどさの中身を言葉にできるまでに時間がかかりました。言葉にできてからは、何をすればいいかを決められました。
これから大学院で研究室を選び直す機会がある方向けに、研究室は教授ではなく「日常」で選ぶと外しにくい、という選び方も別の記事に書いています。


今日は、5つのうちどれが近いかを1つ決めるところまでで大丈夫です。決まったら、その章のリンクから1本だけ読んでみてください。







