研究室に行きたくない原因5つ|4年弱いた私の見分け方

目次

この記事でわかること

研究室に行きたくない原因を同期・教授・放置・雑用・研究そのものの5つに分け、それぞれ当てはまる場面を1行で添えた図解
同期なのか放置なのか。原因ごとに読む記事が違います
あきら
✅ 学部3年から修士まで、4年弱を研究室で過ごした
✅ 同期と考え方が噛み合わず、しんどい時期があった
✅ 1年ほど、ほとんど見てもらえず、雑用ばかり引き受けていた
✅ それでも修了して、奨学金の全額返還免除も受けた

朝、支度は済んでいるのに、研究室に行きたくない。何がそんなにしんどいのか、自分でもうまく言えない。そんな朝を迎えていませんか。私にも、そういう時期がありました。この記事では、私が実際に感じた5つの切り口で原因を見分けて、それぞれの解決方法をまとめた記事に案内します。 博士課程だと事情が違うところもありますが、見分け方は同じです。

原因は5つ|まずどれに当てはまるかを見分ける

「①同期と考え方が噛み合わない」「②教授と方向が合わない」「③誰も見てくれない」「④雑用ばかりで研究が進まない」「⑤研究そのものがしんどい」。 学部3年から修士まで研究室で過ごし、自分と周りを見た限りでは、この5つに分けられました。

何がしんどいのかを自分で説明できないうちは、ただ甘えているだけなのかもしれない、と思ってしまいます。でも、これから挙げる5つは、私も周りも実際に足が止まった原因です。説明できていないだけで、甘えではないと思っています。 当てはまるものが2つある人もいると思います。自分に近そうな原因のところから読んでください。

体調や、研究室の外の事情でも足は止まります。5つのどれも自分の話に思えないときのことも、最後に少しだけ書いています。

①同期|研究は進むのに、同期の話が飲み込めない

同期と合わない原因は、性格ではなく考え方のずれだと思っています。

実験も執筆も止まっていないし、締め切りにも間に合っている。それなのに、同期の言っていることがどうしても飲み込めない。そのまま同じ部屋にいるのがしんどい。そうなっているなら、原因は同期とのずれだと思います。研究も止まっているなら③の放置か④の雑用かもしれませんが、同期といる時間が特にしんどいなら、まずはこのまま①を読み進めてください。

私も学部4年のころ、締め切りに追われていて、研究室は研究する場所だと思っていました。にぎやかな同期の輪の中で、自分だけ静かにしていた時期があります。ずれていたのは、雑用をどう考えるか、研究室をどう使うか、感謝を口に出すかどうかの3つでした。どれも、どちらが正しいと言える話ではありません。

この3つを1つずつ掘り下げた記事があります。読むと、自分の場合はどれがずれているのかを確かめられます。

The Egao Times
研究室が合わない|性格ではなく3つのずれだと気づいた話 | The Egao Times 研究室の同期と噛み合わなくてしんどい方へ。合わないのは性格の相性ではなく、雑用・研究室の使い方・感謝の3つで考え方がずれているだけでした。学部4年から大学院まで抱...

②教授|進捗を見せるたび、方向からやり直し

進捗を持っていくたびに方向から否定されているなら、原因は教授(指導教員)と進める方向が合っていないことです。

自分なりに進めて持っていったのに、中身の話に入る前に、そもそもこの方向でいいのか、と問われてやり直しになる。何度直しても、中身の話までは進まない。

私自身は教授と方針がぶつかった経験がないので、ここは見ていた側からの話になります。同じ部屋にも、教授の方針とは距離を取って進めている人がいました。大事な打ち合わせのときだけ顔を出して、あとは自宅やカフェで研究を進めていました。

備えは3つあります。どれも、教授が変わるのを待たずに自分だけでできるものです。中身は別の記事にまとめました。読むと、次のミーティングで教授に聞くことを1つ決められます。

The Egao Times
研究室で教授と合わない|院を出た私が見た3つの備え | The Egao Times 研究室の教授と方針が合わなくてしんどい人へ。大学院を修了した私が、ぶつかっている同期・後輩を近くで見てきた範囲で、先に用意しておきたい3つの備え(方針を聞く・2つ...

③放置|行っても誰とも話さず1日が終わる

誰とも研究の話をしないまま帰る日が続いているなら、原因は放置です。 放置されるのは、研究の出来が悪いからではありません。私も1年ほど、ほとんど見てもらえませんでした。

研究室には行っている。同期は先輩から声をかけられているのに、自分のところにだけ誰も来ない。席にはいるのに研究は進まず、サボっている自覚だけがある。

放置される理由は3つに分かれます。どれも、研究の出来とは関係のない理由です。抜け方も2つあって、どちらも一人で勇気を出す話ではありません。私の場合も、学年が上がったことと、週1で話す場ができたことの2つで放置から抜けられました。

なぜ放置されるのかと、そこから抜けた2つの方法は、別の記事に書いています。雑談が苦手なままでも週1の場は作れます。

The Egao Times
放置系研究室でつらい人へ|私が見てもらえるようになった2つの行動 | The Egao Times 研究室に配属されたのに誰も見てくれない学部生・院生へ。調べても「放置系の研究室は選ぶな」という話ばかりで、もう配属されたあとには使えません。約1年ほとんど見ても...

④雑用|終わっても研究は1行も進まない

今日やったことが全部頼まれごとなら、原因は雑用です。 そのうえで、きついのが「雑用にかかる時間」なのか「なんで自分ばかり」という悔しさなのかで、読む記事が分かれます。

雑用は全部終わっている。それなのに、実験ノートは昨日から1行も増えていない。1日の終わりに今日やったことを挙げても、自分の研究がどこにも入っていない。そうなっているなら、原因はここです。私も後輩指導からゼミ合宿の幹事まで引き受けていて、研究が1行も進まないまま1日が終わる日がありました。

見分ける手がかりは、1日の終わりに頭に浮かぶ言葉です。「今日は何をしたんだろう」なら雑用にかかる時間、「なんで自分ばかり」なら悔しさです。

雑用にかかる時間そのものを短くしたいなら、メール返信からゼミ合宿の運営まで、雑用ごとの短縮方法を別の記事にまとめています。どれも、文面や段取りを毎回ゼロから作るのをやめるという点は同じです。

The Egao Times
研究室の雑用を振られたあなたへ。爆速で片付ける方法 | The Egao Times 研究室の雑用に時間を奪われる院生へ。メール・後輩指導・スケジュール・共有フォルダ・イベント運営の5つを、テンプレと仕組みで爆速化するコツを、学部から雑用を一手に...

雑用にかかる時間より、なんで自分ばかり、という悔しさの方がきついなら、やったことと感じたことを紙に書いて分解する手順を、別の記事で紹介しています。書いてみると、学びになった雑用と、そうでなかった雑用が分かれてきます。

The Egao Times
研究室の雑用ばかりで悔しい院生へ|損で終わらせない3つの視点 | The Egao Times 研究室でコピー・スキャン・授業補助ばかりやらされて不満を感じていませんか。「嫌だ」で終わらせず、自分を守りながら成長するための具体的な方法を体験談から書いていま...

⑤研究そのもの|論文を開くと手が止まる

同期といても教授といても平気なのに、論文を開くと手が止まるなら、原因は研究室ではなく研究そのものです。

向いているかどうかは、成果が出たかどうかだけでは決まらないと思っています。私は学会発表もして、奨学金の全額返還免除も受けたうえで、向いていないと判断して修士で就職しました。逆も同じで、成果がまだ出ていないことは、向いていない証拠にはなりません。向いていないと感じること自体は、進路を決めるときの根拠の1つになると考えています。

見分ける手がかりは、しんどくなる場面です。研究室に誰もいない日でも、一人で論文を読んでいるだけでしんどいなら、原因はここです。人がいる場面だけしんどいなら、①〜④のどれかに戻ってみてください。

別の記事で、私が向いていないと感じた3つの出来事を書いています。ゼロからアイデアを出せなかったこと、新規性を出しても意義を示せなかったこと、勝てない相手が近くにいたことです。成果が出ていないからしんどいのか、研究そのものがしんどいのかは、その3つと読み比べると切り分けられます。

The Egao Times
院進学は研究者への道?研究が向いているか不安なあなたへ | The Egao Times 院進学は研究者への道なのか、研究が向いているか不安な人へ。院進2年間で見えた実態と、勉強と研究の違いを正直に話します。

どれにも当てはまらないとき

この5つは私の体験から分けたものなので、当てはまらないこともあります。 それは変なことではありません。もし気持ちがしんどいままなら、大学には学生相談室という場所もあります。これを機に、よかったら場所だけでも調べてみてください。ただ、朝起きられない日や、食事がとれない日が続いているなら、先に体を診てもらってください。

まとめ:原因が1つ決まれば、次に開く記事も1本に絞れる

  • 行きたくない原因は5つ。 ①同期と考え方が噛み合わない/②教授と方向が合わない/③誰も見てくれない/④雑用ばかりで研究が進まない/⑤研究そのものがしんどい
  • 甘えかどうかを考えるより、どれなのかを見分ける方が先です。 原因が違えば、効く方法も読む記事も違います
  • 2つ当てはまっても構いません。 近いと思った原因の章から読んでください
  • どれにも当てはまらなくても、変なことではありません。 気持ちがしんどいままなら、学生相談室という場所もあります

私は学部3年から修士までの間に、①③④を経験して、最後は⑤で進路を決めました。どれも、しんどさの中身を言葉にできるまでに時間がかかりました。言葉にできてからは、何をすればいいかを決められました。

これから大学院で研究室を選び直す機会がある方向けに、研究室は教授ではなく「日常」で選ぶと外しにくい、という選び方も別の記事に書いています。

The Egao Times
失敗しない研究室の選び方4軸|内部進学する院生のリアル基準 | The Egao Times 内部進学を視野に入れた学部生へ。研究室は教授ではなく「日常」で選ぶと外しにくい。後悔しない4軸と、訪問で必ず聞きたい5つの質問を、内部進学を経験した立場から整理し...

今日は、5つのうちどれが近いかを1つ決めるところまでで大丈夫です。決まったら、その章のリンクから1本だけ読んでみてください。

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