この記事でわかること

あきら✅ 専門職枠で第一志望から内定、複数社のESを書いた
✅ 当時のAIでESを書き、内定者ESを材料に精度を上げた
✅ AIをESの代筆ではなく道具として使う方法を整理
ChatGPTでESを書く人は増えています。でも実際には、”文章は整っているのに通らない”という悩みも多いです。
この記事は、AIでESを書いてみたけど手応えがない就活生へ、専門職枠で就活を終えた立場から、AIを代筆ではなく精度を上げる道具として使う手順をお伝えするものです。 私自身、就活のときにAIでESを書きました。当時のAIは今より文章力が低くて、丸投げした文章はそのままでは使えなかった。それでも、内定者のESを材料として渡すと一気に使えるものになったんです。今のAIはあの頃とは比べものにならないくらい書けます。だからこそ、材料の渡し方で差がつきます。
※本記事にはプロモーションが含まれます。
AIだけでESを書くと、なぜ”刺さらない”のか
理由は3つあります。①その企業に通ったESを知らない、②あなたらしさを補えない、③渡す情報が薄いと出力も薄くなる。どれも「AIが弱い」のではなく、渡している材料の問題です。
同じAIを使っても、渡す素材で仕上がりが変わります(◯=向いている点、△=先に知っておきたい点)。
| 比較軸 | AIだけで書く | 内定者ES×AI |
|---|---|---|
| 方向性 | ◯ 読みやすいESの形にはなる △ その会社に何が刺さるかは分からない | ◯ 企業ごとの傾向に寄せられる △ 内定者ESを3〜5本読む手間はかかる |
| 根拠 | ◯ 大量のテキストから一般的な型を出せる △ 個社の通過ESは学習していない | ◯ 実際に通った人のESを手がかりにできる △ 全文コピーは使えない(自分の経験が要る) |
| 仕上がり | ◯ 構成が整い、誤字も少ない △ 似た構成になりやすい | ◯ 設問ごとに足りない要素を足せる △ 見比べて直す往復が必要 |
AIはESをそれっぽく書くのが得意です。構成が整っていて、誤字もなく、読みやすい。でも「それっぽい」のと「通る」のは別の話です。
理由①:AIは「その企業に通ったES」を知らない
AIが学習しているのは大量のテキストデータです。でも、「○○社の2025年卒採用でこのESが通った」という個社ごとのリアルな情報は入っていません。
企業によって求めているものは全然違います。ベンチャー系と大手インフラ系では、ESで求められる論理構成も文体も別物。「一般的に良いES」と「この会社に通るES」の間には、思ったより大きな差があります。
どれだけ指示を細かくしても、AIは通ったESの文面そのものを知りません。私が出したESの全文と、選考で社内に使われた評価コメントは note にあります(500円)。AIに書かせる前に読んでおくと、通ったESの書き方を実物で確かめられます。
理由②:AIは「あなたらしさ」を補完できない
AIが作る文章は、どうしても似たような型になります。「〇〇な経験から△△を学び、御社でも××に活かしたいと考えています」みたいな。これは悪くないんですが、何十人も読む人事には”またこれか”になっていることがある。
自分の経験を、そのときの状況や葛藤まで含めて具体的に書き起こす。ここはAIが苦手なパートなので、どうしても自分で掘り下げる必要があります。
理由③:「何を書けばいいか」がわからないとAIも迷子になる
AIはプロンプト次第で出力が大きく変わります。「ES書いて」という雑な指示より、「この企業の求める人物像はこうで、自分のエピソードはこうで、こういう方向性で書きたい」という情報を渡すほど精度が上がる。
そこに必要なのが、その企業に実際に通った人のESから得られるヒントです。
私が就活で使っていたのが「就活会議」


就活会議は、内定者が実際のESや選考体験記を投稿するクチコミ型の就活サービスです。役に立ったのは、①企業が求めているものの傾向、②面接・GDのお題、③選考フローの絞られ方の3点でした。
大手の就活ナビに載っていることって、どこか整った建前に見えるんですよね。就活会議には「実際に書いたESの全文」「面接でどんな質問が来たか」「GDのお題が何だったか」が、内定した人の言葉で載っています。
① 企業の「本当に求めているもの」がわかる
複数の内定者ESを見ると、「この会社はこういうエピソードが多い」「こういう書き方をしている人が通っている」というパターンが見えてきます。求人票の「求める人物像」より、よほどリアルな情報です。
② 面接・GDのお題がわかる
「この会社の面接ではこれを聞かれることが多い」「GDはこういう形式だった」という情報は、対策の質を一段上げてくれます。ぶっつけ本番で「そこを深掘りしてくる会社だったのか」となるのとは全然違う。
③ 選考フローごとの通過率感覚がつかめる
「書類→一次→二次→最終」のどこで絞られやすいかが見えてくると、どのフェーズに力を入れるかを判断しやすくなります。
「就活会議 × AI」の具体的な使い方


①内定者ESを読む、②自分のエピソードを箇条書きにする、③AIに情報を渡して書いてもらう、④通過ESと見比べて直す。この4ステップです。
Step 1:就活会議で「その企業の内定者ES」を読み込む
まず志望企業の内定者ESを3〜5本読みます。
全部コピーするんじゃなくて、「この設問に対してどんな軸で書いているか」「どの程度の文字数と情報量か」「どんなエピソードが多いか」をメモする感じで。
ここで「この会社はチームでの役割や調整力を重視している」「具体的な数字を入れている人が多い」みたいな傾向がつかめます。
Step 2:自分のエピソードを箇条書きにする
内定者ESを参考に、自分の経験の中から「この会社に響きそうなもの」を選びます。ここはAIに頼らず、自分で考えるパートです。
「アルバイトで〇〇した話」「研究室でのチームワークの話」「サークルの運営で苦労した話」などを箇条書きで書き出しておきます。
Step 3:AIに「情報を整理した上で書いてもらう」
ここでAIを使います。指示はこんな感じです。
> 「この企業のESで以下の設問があります。この企業はチームワークと調整力を重視しているらしく、内定者ESでは具体的な役割と行動を書いている人が多いです。私のエピソードは〇〇です。これをES用に400字で書いてください」
こうすると、ただ「ES書いて」と投げるより、その企業に寄せた文章が出てきます。AIは整えるのが得意なので、「方向性と素材は自分で」「構成と文章は一緒に」という役割分担がおすすめです。
Step 4:就活会議の通過ESと見比べて磨く
AIが書いてくれた初稿を、Step 1で読んだ内定者ESと見比べます。「なんか薄い」「この設問にはもっとこういう要素が必要そう」という感覚がここで出てきます。
再度AIに「ここをもっと具体的にして」「この部分の論理が弱いので強くして」と指示を出して、ブラッシュアップする。
この往復をやるかどうかで、AIだけ・自力だけのときとは仕上がりがかなり変わってきます。
就活会議は無料で使えます
就活会議は会員登録無料で使えます。運営は就活会議株式会社(ポート株式会社のグループ会社)です。
ESや選考体験記の中には、自分でも口コミやESを投稿すると読めるようになるものがあります。閲覧の条件はサービス側で変わることがあるので、登録画面で最新の案内を確認してみてください。
就活を始めたばかりで「まず情報収集したい」という段階から使えるので、早めに登録しておくと動きやすくなります。
他の就活ツールとの組み合わせ
就活会議でESの方向性を掴んだら、選考対策をさらに深めるために使えるサービスも紹介しておきます。
SNSベースのES添削・面談サポートが欲しいなら:
就活会議で内定者ESのパターンはわかっても、「自分のESをプロに見てもらいたい」という場合は、エージェント系のサービスが向いています。TOKUMORI(SNS就活)は、内定者・就活エージェントとSNSで気軽に繋がれるサービスで、ESのフィードバックも受けられます。
ESに書ける「数字」を一つ増やしておきたいなら:
内定者ESを読んでいると、エピソードの強さと同じくらい「客観的な指標」が効いているのが分かります。TOEICのスコアは、そのなかでも短期間で積み増しやすい部類です。
就活サイトを結局どれに絞ればいいかは、目的別にまとめた記事で書いています。


まとめ:AIをうまく使うには「素材」が必要
- AIでESを書いても通らないのは、「その企業に刺さる方向性」を渡せていないから
- 就活会議で内定者のESを読むと、企業ごとの「求めているもの」のパターンが見えてくる
- 「内定者ESを読む → 自分のエピソードを整理 → AIで書く → 見比べて直す」の4ステップで進める
- 就活会議は無料登録で使えるので、志望企業が決まったら早めに覗いておくのがおすすめです
AIは便利な道具ですが、素材と方向性がないと力を発揮できません。まずは志望企業の内定者ESを何本か読んで、そこからAIに渡す材料を作るところから始めてみてください。
AIが使えない職場環境での仕事の進め方も合わせて確認しておくと、就活だけでなく入社後にも役立ちます。


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