研究してない院生必見!大企業内定の方法まとめ。まだ間に合う!

「研究してないと就活終わる…?」

そんな不安を抱えている大学院生へ。研究成果もないし、就活もうまくいかない…と焦っているかもしれません。でも、安心してください。
大企業に内定する院生のESや面接時点では、ほぼ研究成果なんて出していないのが現実に感じます。
そして、企業もそのことを理解して取っているように思えます。

私は現役大学院生として、自分自身や多くの同期の就活を見てきました。学歴や研究成果に関係なく、大企業の内定を取っている現実を目の当たりにしています。 今回はその理由と方法を詳しく伝えます!

この時期に諦めずに調べ、この記事に辿り着いてくれたあなたには、ぜひ内定を掴み取ってきてほしい。
今からでも間に合う戦略、一緒に見ていきましょう!

目次

はじめに:研究なしの就活は本当に不利なのか?

就活の早期化が進んでいる今、多くの企業は「内々定を出した後に研究を頑張れば良い」と考えているように思えます。
つまり、選考時点で研究の進捗を重視している企業は少なく、成果がなくても十分に戦えます。

それでも「研究内容を説明してください」と聞かれることはあります。ただ、企業が知りたいのは、研究の成果そのものではなく、あなたがどれだけ論理的にわかりやすく説明できるかです。

面接官のほとんどはあなたの専門分野に詳しくないので、研究の詳細を語るより、
「どんなことを学んで、どう考えたのか」を伝える方がずっと重要ということです。

だから、研究成果がないからといって焦る必要はありません!
大切なのは、自分の強みを正しく理解し、企業が求めるスキルをどうアピールするか。

次の章では、企業が大学院生に何を期待しているのかを詳しく解説していきます!

なぜ、研究成果がなくても院生が強いのか

この記事を読んでいるということは、あなたは研究に苦手意識があって、研究職ではなく 総合職や総合職寄りの専門職を志望しているはず。そうなると、あなたが戦う相手は 研究に没頭してきた院生ではなく、学部3年生が中心になります。

そして、その戦いでは あなたの方が有利です。

多くの方が、学部4年次の卒論でテーマを決め、文献を調べ、データを集め、考察をまとめましたよね。また、コンペティション(コンペ)やゼミ、バイトやメンターを経験した人がいるかもしれません。この経験も学部3年生より遥かに豊富です。

では、具体的にどんな力が備わっているのか?

  • 論理的思考力
    • 卒論やコンペでは、「なぜこのテーマを選んだのか?」「どんな方法で進めたのか?」といったプロセスを整理しながら進めてきたはずです。就活の場面でも、志望動機や自己PRを論理的に伝える力が求められるため、このスキルをそのまま全企業、全職種に対して発揮できます。
  • 課題解決力
    • 思うように進まない研究やコンペ、バイトでのトラブルに直面した経験はありませんか?順調にすべてがうまくいった経験なんてほとんどないでしょう。すなわち、少なからず試行錯誤しながら乗り越えてきたはずです。企業では「計画通りに進まないことへの対応力」が求められるので、この経験はまさに仕事に直結するスキルとなります。
  • コミュニケーション能力
    • ゼミの発表やミーティングでの議論、後輩指導の経験があれば、それは立派なコミュニケーション能力の練習です。社会に出れば、どんな仕事でも 一人で完結するものはなく、どこまで行ってもチームプレーであり、自分の考えを整理し、相手に伝わるように話す力が求められます。

このように、研究成果がなくても、あなたにはすでに強みがあります。
逆に研究成果が非常に多くても、これらの力が欠如していると思われたら企業の内定は掴めません。

つまり、研究内容そのものよりもこちらの力の方が求められているのです。

では、この強みをどうやって就活で活かすのか?次の章で、具体的な戦略をお伝えします!

研究なし院生の自己分析

研究成果がなくても、大学院生だからこそアピールできるポイントはたくさんあります。重要なのは、「ないものを嘆く」のではなく、「あるものをどう活かすか」 です。

学部3年生と比べてより多くの経験を積んでいるはずとはいえ、「強みがない」と感じる人もいるかもしれません。
そんなときは、研究以外で取り組んできたことを振り返る ことから始めましょう。

たとえば、こんな経験はありませんか?

  • インターンやバイト
    • 指示通りに動くだけでなく、業務の効率化を考えたことがある?後輩の指導をしたことがある?
  • ゼミや研究室の活動
    • ディスカッションで積極的に意見を出した?プレゼンで伝わりやすさを意識した?
  • コンペやプロジェクト
    • チームでアイデアを出し合いながら課題解決に取り組んだ?多様なメンバーと組んだ?
  • 後輩指導やサークル運営
    • 何かのリーダー経験や、計画を立てて動いた経験はある?


どれも、企業が求める 「考える力」「課題解決力」「伝える力」 に直結する経験です。これらを整理し、「どんな状況で」「何を考え」「どう行動したのか」を言語化することで、自己PRの材料になります。

必勝法は、研究成果がある人でさえ、自己PRは「チームで成し遂げたこと」関連にすることです!
社会はチームで成り立っているので、資格取得などの個人戦の成績はそこまで評価されません。

エントリーシート(ES)ではチームでの経験をアピールせよ

ESでは、研究内容よりも 「チームでどのように動けるか?」 が重要です。
研究職ではない以上、企業は問題解決能力や論理的思考力に加え、協調性 を重視しています。

これは社会はチームで成り立っているからです。個人の成果や資格の取得をアピールしても、企業が知りたいのは 「どんな環境で、周りと協力しながら成果を出したのか?」 です。

そのため、ESでは 「仲間と協力して成し遂げた経験」「チームでの課題をどう乗り越えたか」 をメインに書きましょう。ゼミでのグループ研究、幅広い年代とのアルバイト経験、複数人でのコンペなど、他者と協力して成果を出した経験が評価されます。

資格試験の実績は欄を埋めるだけでOK。個人の能力を示しつつ、「チームで成果を出せる人材」であることを強調しましょう。

また、研究に関する記述は誰が読んでも理解できるシンプルな表現にまとめるのがベストです。
詳細は次の章で解説します。

以上まとめますと、

  • 個人の成果よりも、「チームでの経験」をメインに書く
  • 資格試験の実績は埋めるだけ埋めるが、メインのアピールにはしない
  • 研究の内容は簡潔に、難しい言葉は避ける(詳細は面接で説明)

企業が知りたいのは 「あなたが社会でどう活躍できるのか?」 です。
研究成果にこだわらず、自分の強みを活かしていきましょう!

次の章では、面接で研究について聞かれた際の具体的な答え方を解説します!

面接で研究について聞かれたら?

面接で「研究内容を教えてください」と聞かれると「研究成果がないのに、何を話せばいいんだろう…」と不安になりますよね。でも、ここで大事なのは 「成果を求められているわけではない」ということ です。

企業が研究について聞く理由は、あなたの論理的思考力や説明力を知りたいからです。
つまり、成果の有無ではなく、「分かりやすく伝えられるか?」がポイント になります。

では、どう答えればいいのか?

大切なのは、専門外の人に伝わるように簡潔に話すこと です。以下の3つのポイントを押さえて話せば、スムーズに伝えられます。

第一声は、専門用語1つだけで、シンプルに広めに伝える

まず、「自分の研究が何を目的としているのか」を できるだけ簡単な言葉で伝えましょう。
難しい専門用語を並べると、面接官はついていけなくなりますので、平易な表現を心がけましょう。

「主成分分析を用いて高次元データの次元削減を行い、解釈を容易にする研究をしています」

「大きなデータを効率よく整理するための『次元削減』という方法を研究しています。」

具体的にどういうことか聞かれたら、さらに小出し

研究に関する質問で大事なことは、一人語りにならないこと。
研究成果の有無よりそこが重要です。最初の質問に対して、深掘りが来たら少しだけ詳しく伝えましょう。

ただし、「専門用語を増やしすぎないこと」「身近な例やイメージを添えること」を意識し、抽象よりも具体性をイメージしましょう。

また、まだここまでは自分の貢献部分は話す必要がないと思っているので、研究成果なしでも大丈夫です!

「あなたの研究の工夫や貢献は?」

さらに「あなたの研究の工夫や貢献は?」と聞かれたら、はじめて具体的なアイデアや新規性について話します。ここで、本当に研究成果がゼロなら先輩の貢献やアイデアを伝える手はあります。

余程の専門職を受けない限りは、ここで反論や深掘りの質問を面接官は出せないのです。
ここまでは準備で戦えるので準備し、より深掘りがきたらこの企業や職種には縁がなかったと割り切りましょう。

ただし、研究が少しでも進んでいる場合は、正直に自身のアイデアを話す方が確実に良いです。
嘘は極力控えましょう。入社後にお互いに不幸な目に遭います。

まとめ:今からできること

研究成果がなくても、院生としての強みを活かせば十分に戦えます。大企業も、研究そのものより 「論理的思考力」「課題解決力」「コミュニケーション力」 を評価しています。

内定を勝ち取るために今からできることをきっちり準備しましょう!

  • 研究内容の説明をシンプルにまとめる
    専門用語をできるだけ減らし、初めて聞く人にも伝わる表現を考える。第一声は「〇〇という」という形で簡潔にし、深掘りされたら徐々に詳しく説明できるように準備する。
  • 研究以外の強みを整理する
    バイト、インターン、ゼミ、コンペ、後輩指導など、研究以外での経験を振り返り、チームの取り組みでどんな課題に対してどう考え、どう行動したか? を言語化する。
  • 企業目線で伝える準備をする
    個人の成果だけでなく、チームでの経験をメインにアピールする。企業は「一緒に働きたい人」を採用するので、協調性を意識したエピソードを準備する。
  • 面接での答え方をシミュレーションする
    研究について質問されたとき、第一声でシンプルに説明し、深掘りに備える。長すぎる話はNGなので、簡潔に伝える練習をしておく。

研究成果がなくても、考え方次第で内定は十分に狙えます。今から準備を始め、あなたの強みをしっかり伝えられるようにしましょう!

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