この記事でわかること
あきら✅ 金欠・激務の院生時代も一緒に過ごした実体験あり
✅ 院ではJASSO全額免除・学会発表10件を達成
✅ 金欠期にやっていた4つと、揺らいだ時期の話
修士のころ、本当にお金がなかったです。
JASSO奨学金が振り込まれない空白期間、バイトを週1〜2に削って研究を優先していた時期、参加費を自腹で立て替えた学会前後……。正直、デートにかけられるお金がほとんどなかった時期が、院生生活の大半を占めていました。
そんな中でも、ずっと一緒にいてくれた人がいました。お金がないカップルは長続きしない、とよく言われます。私たちの場合はそうなりませんでした。
今になって、その時期の関係が「本物だったな」と思います。金欠・激務を一緒に過ごした経験があるからこそ、結婚を決めるときに自信が持てました。この記事では、安いデートスポットは並べません。金欠だった学生時代に実際にやっていた4つと、それでも揺らいだ時期の話をお伝えします。
なぜ「学生時代の恋愛」が本物だと思うのか
社会人になると、嫌でも条件が視野に入ってくる
社会人になってわかったことがあります。出会いの中で相手の職業や収入が、意識しなくても見えてきてしまうんです。
年収で絞る機能がある時点で、条件が最初から並んでいる世界だと思います。悪意があるわけじゃなくて、それだけ社会人になると「将来の生活」を具体的に計算できてしまうということだと思います。そういうことが、社会に出ると起きやすくなる。
学生時代の出会いと社会人の出会いを並べると、違いがはっきりします。
| 比べる軸 | 学生時代の出会い | 社会人の出会い |
|---|---|---|
| 年収・職業 | 関係のないところから始まる | 意識しなくても視野に入ってくる |
| 知っている相手の姿 | お金がないことも忙しいことも知っている | 働き始めたあとの姿から知り合う |
| 関係の起点 | 条件抜きで始まっている | 将来の生活が見えた状態で始まる |
学生時代の関係は、条件なしで始まっている
でも学生同士の関係って、職業も年収も関係なく始まっているんですよね。お金がないことも、忙しいことも全部知った上で、それでも一緒にいてくれている。
条件じゃなくて「あなた自身」を見てくれているということだと思います。就職・転職・収入の増減があっても、一番しんどかった時期を知ってくれている人が隣にいる。それがどれだけ心強いか、社会人になってから改めて実感しています。
お金がない中でどうやって一緒にいたか
やっていたのは4つです。①家と近場に寄せる、②会うのは夜だけと決める、③不満を出せる場をつくる、④金欠を先に言っておく。


① 遠出と居酒屋をやめて、家と近場に寄せた
外でのデートって、意外とお金がかかります。電車代・食事代・施設の入場料……積み上がると、1回で数千円から1万円はすぐいってしまう。
だから自然と、遠出や居酒屋は減っていきました。代わりに増えたのが、近場のご飯と家デートです。スーパーで総菜を買って家で食べる。コーヒーを淹れながら話す。そういう時間が、いま思い返しても幸せだったなと思うんですよね。豪華さじゃなくて、「時間を共有すること」が大事だったんだと今になってわかります。
② 会うのは夜だけ、と決めた
院生って朝は自主勉強・昼は研究室・午後は授業やTAという感じで、日中はなかなか自由に動けないんですよね。だから夜の時間に予定を入れて、一緒にご飯を食べながら話す形にしていました。
時間もお金も使いすぎないで、でもちゃんと一緒にいられる。夜ご飯の共有は、その点で無理なく続けられました。
③ 相手の不満が出せる場をつくっておく
私の場合は、会えない時期が続くと相手が我慢しているのが分かる場面がありました。共通の知人と複数でご飯に行く場を作ることで、自然と吐き出してもらうのが個人的には効果的でした。
共通の友人と何人かでご飯に行くと、二人のときより空気がやわらぐ場面がありました。そういう場では、口を挟まずに聞く側に回っていました。周りの友人たちも自然とフォローを入れてくれる。自分が言うより、第三者から言ってもらった方が相手の心には届くことがあります。
④ 金欠は先に言っておく
お金がないことを大げさに言いすぎると気を使わせてしまうので、日々の会話の中でさらっとすり合わせておくのが現実的です。「最近バイト行けてなくてさ」「今月きつめかも」くらいのトーンで。そういう頭出しを積み重ねておくと、相手も自然と状況を理解してくれて、無理のない関係が作りやすくなります。
金額が大きくなる結婚のお金でも、さらっと頭出ししておく作法は同じでした。変わるのは伝える中身の方です。私が相手に何をどの順番で切り出したか、生活費をどう分けたかを、実際の金額と一緒にnoteに書いています(500円)。
関係が揺らいだ時期と、乗り越えたこと
彼女が先に社会人になった
私たちの場合、相手の方が先に社会人になりました。社会人の彼女と学生の自分という組み合わせで、しかも自分の方が忙しいという珍しいバランスでした。
その時期に、周りから別れを勧められる時期があって。ちょうど研究が忙しくなって連絡や時間がすれ違いがちになったタイミングと重なった。関係が希薄になりかけた、一番しんどかった時期でした。
コンビニのチョコをポストに置いた
そんな時期に踏ん張れた理由として、後から教えてもらったことがあります。
バレンタインかホワイトデー、忙しすぎて会いに行ける状況じゃなかった日に、終電ギリギリで彼女の家の前まで行って、コンビニで買った好きなチョコレート(1,000円くらい)をポストに引っかけて帰ったことがありました。
嬉しかった、と後から言ってもらいました。
高いものじゃなくていい。時間がかかることじゃなくていい。「覚えてるよ」「ちゃんと考えてるよ」が伝わるかどうかなんだと思います。一緒にいる時間に「普段助かってるよ」「支えてくれてありがとう」を口にすること。当たり前に思っていても、言葉にしないと伝わらないんですよね。
この時期の自分が相手からどう見えていたのかは、支える側の目線で別の記事にまとめました。相手に渡すつもりで読んでみると、伝えそびれていたことが見つかるかもしれません。


社会人になったら、真っ先に還元する
就職して、払う側を代わった
院卒で就職すると、収入がかなり変わります。就職して、自分が出せる額が変わりました。
就職後は、食事も旅行も基本自分が払うようにしました。支払いはできるだけ自分が持つようにしています。
生涯をかけて還元する
同棲にも結婚にもお金がかかる。結婚式、その後の生活、子供、家……これからずっと、お金がかかる場面が続いていきます。でも、それを一緒に乗り越えていけるのは、あの金欠・激務の時期があったからだと思っています。
あの正念場を二人で乗り越えたことで、自信を持って「この人と生きていこう」と思えました。だから、早い段階でプロポーズできました。
一つ気づいたことがあります。私は、結婚が決まっていない状態では貯金が続きませんでした。 まだ自分の話になっていないからです。私も、決まっていない状態だったら続かなかったと思います。
逆に言うと、腹を決めてしまえば準備は動き出します。お金が貯まってから時期を決めるのではなく、時期を決めたから貯め方を考えられました。順番はむしろ逆だったと感じています。時期をどう決めたかは別の記事に書きました。


社会人になってから、少しずつでも還元できているという実感があります。その一つが旅行です。学生の頃にできなかった分を、一緒に行ける場所に行く。それだけで、あの頃の頑張りが形になっていく気がします。
今の学生で、金欠・忙しい中でパートナーがいる方へ。私の場合は、社会人になってから返せている実感があります。
お金以外の詰まりどころ(出会い・時間・会えない期間)は、大学院生の恋愛は無理?6つの悩み別の答えに6つ並べています。
まとめ
お金も時間もない学生・院生時代に一緒にいてくれた人は、本当に貴重です。
- 社会人の出会いは、年収や職業が先に分かる。学生時代の関係は、それを抜きにしたあなた自身への関心から始まっている
- 金欠期のデートは「豪華さ」より「夜の時間の共有」にシフトする
- 不満の出口は共通の知人との場を作って自然に吐き出してもらう
- 危機を乗り越えたのは「思ってるよ」が伝わる小さな行動でした
- 還元は生涯かけてできる。今は「一緒にいる」ことを最優先にしてほしい
稼ぎ始めてから目の前の人を大切にしない、というのは本当にもったいないと思います。あの頃の関係だからこそ育てられたものがあります。
社会人になったら、真っ先にその人を幸せにしてあげてほしいです。
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社会人と学生、立場の差がある恋愛を続けるコツはこちらです。









