# お金も時間もない院生時代の恋愛が本物だと思う理由
この記事でわかること
バイト先で出会い、お金も時間もない院生時代を一緒に過ごして、就職後すぐに結婚しました。あの金欠・激務の時期があったから、自信を持ってプロポーズできたと思っています。
修士のころ、本当にお金がなかったです。
JASSO奨学金が振り込まれない空白期間、バイトを週1〜2に削って研究を優先していた時期、参加費を自腹で立て替えた学会前後……。正直、デートにかけられるお金がほとんどなかった時期が、院生生活の中で一番長かったです。
そんな中でも、ずっと一緒にいてくれた人がいました。
今になって、その時期の関係が「本物だったな」と思います。金欠・激務を一緒に過ごした経験があるからこそ、結婚という決断に自信が持てた。この記事では、なぜそう思うのかという理由と、実際にどうやって乗り越えたかを書いておきたいと思います。
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なぜ「学生時代の恋愛」が本物だと思うのか
社会人になると、嫌でも条件が視野に入ってくる
社会人になってわかったことがあります。出会いの中で相手の職業や収入が、意識しなくても見えてきてしまうんです。
マッチングアプリを使う際に年収条件を設定しているユーザーが相当数いるというのは、調査でも繰り返し出てくるテーマです。悪意があるわけじゃなくて、それだけ社会人になると「将来の生活」が自然とリアルに見えてくるということだと思います。転職するって話をしたとき、相手が過度に嫌がるとしたら、それはある意味でお金を見られていたサインかもしれない。そういうことが、社会に出ると起きやすくなる。
学生時代の関係は、条件なしで始まっている
でも学生同士の関係って、職業も年収も関係なく始まっているんですよね。お金がないことも、忙しいことも全部知った上で、それでも一緒にいてくれている。
条件じゃなくて「あなた自身」を見てくれているということだと思います。就職・転職・収入の増減があっても、一番しんどかった時期を知ってくれている人が隣にいる。それがどれだけ心強いか、社会人になってから改めて実感しています。
お金がない中でどうやって一緒にいたか
遠出・居酒屋は減らして「夜の時間」を共有した
外でのデートって、意外とお金がかかります。電車代・食事代・施設の入場料……積み上がると、1回で数千円から1万円はすぐいってしまう。
だから自然と、遠出や居酒屋は減っていきました。代わりに増えたのが、近場のご飯と家デートです。スーパーで総菜を買って家で食べる。コーヒーを淹れながら話す。そういう時間が今でも一番幸せだったなって思うんですよね。豪華さじゃなくて、「時間を共有すること」が大事だったんだと今になってわかります。
夜だけは予定に入れた
院生って朝は自主勉強・昼は研究室・午後は授業やTAという感じで、日中はなかなか自由に動けないんですよね。だから夜の時間に予定を入れて、一緒にご飯を食べながら話す形にしていました。
時間もお金も使いすぎないで、でもちゃんと一緒にいられる。夜ご飯の共有は、そういう意味で一番バランスが良かったです。
相手の不満が出せる場をつくっておく
忙しくて一緒にいる時間が少ないと、相手の中に不満が少しずつたまっていきます。共通の知人と複数でご飯に行く場を作ることで、自然と吐き出してもらうのが個人的には効果的でした。
彼女の親友や共通の友人と3〜4人でご飯に行くと、普段は直接言えなかった不満も出てくるんですよね。そういう場では、俯瞰して「相手が解放する場」として使ってもらっている、と捉えることが大事です。周りの友人たちも自然とフォローを入れてくれる。自分が言うより、第三者から言ってもらった方が相手の心には届くことがあります。
金欠は「それとなく」伝えておく
お金がないことを大げさに言いすぎると気を使わせてしまうので、日々の会話の中でさらっとすり合わせておくのが現実的です。「最近バイト行けてなくてさ」「今月きつめかも」くらいのトーンで。そういう頭出しを積み重ねておくと、相手も自然と状況を理解してくれて、無理のない関係が作りやすくなります。
関係が揺らいだ時期と、乗り越えたこと
彼女が先に社会人になった
私たちの場合、相手の方が先に社会人になりました。社会人の彼女と学生の自分という組み合わせで、しかも自分の方が忙しいという珍しいバランスでした。
その時期に、彼女の職場の先輩から「そろそろ別れてみたら」とそそのかされたことがあって。ちょうど研究が忙しくなって連絡や時間がすれ違いがちになったタイミングと重なった。関係が希薄になりかけた、一番しんどかった時期でした。
コンビニのチョコをポストに置いた
そんな時期に踏ん張れた理由として、後から教えてもらったことがあります。
バレンタインかホワイトデー、忙しすぎて会いに行ける状況じゃなかった日に、終電ギリギリで彼女の家の前まで行って、コンビニで買った好きなチョコレート(1,000円くらい)をポストに引っかけて帰ったことがありました。
それが刺さったと後から言ってくれました。「離れていても、時間が取れなくても、ちゃんと思ってくれてるんだ」って。
高いものじゃなくていい。時間がかかることじゃなくていい。「覚えてるよ」「ちゃんと考えてるよ」が伝わるかどうかなんだと思います。一緒にいる時間に「普段助かってるよ」「支えてくれてありがとう」を口にすること。当たり前に思っていても、言葉にしないと伝わらないんですよね。
院生の金欠・激務期について詳しく書いた記事もあるので、合わせて読んでもらえると伝わると思います。

社会人になったら、真っ先に還元する
収入が逆転した瞬間から
院卒で就職すると、収入がかなり変わります。私の場合、就職した瞬間に、3〜4年働いていた彼女の収入を超えました。
それまでは向こうが多く出してくれていた場面もあって……。就職後は、食事も旅行も基本自分が払うようにしました。彼女のお金は一切使わせない。全部貯金に回せるように、意識してそうしています。
生涯をかけて還元する
同棲にも結婚にもお金がかかる。結婚式、その後の生活、子供、家……これからずっと、お金がかかる場面が続いていきます。でも、それを一緒に乗り越えていけるのは、あの金欠・激務の時期があったからだと思っています。
あの正念場を二人で乗り越えたことで、自信を持って「この人と生きていこう」と思えた。だから、早い段階でプロポーズできました。
社会人になってから、少しずつでも還元できているという実感があります。その一つが旅行です。学生の頃にできなかった分を、一緒に行ける場所に行く。それだけで、あの頃の頑張りが形になっていく気がします。
今の学生で、金欠・忙しい中でパートナーがいる方へ。社会人になった後に必ず挽回できるので、今は「一緒にいる」ことを大切にしてほしいです。
まとめ
お金も時間もない学生・院生時代に一緒にいてくれた人は、本当に貴重です。
- 社会人の出会いには条件が見える。学生時代の関係は、年収・職業を抜きにした純粋なあなた自身への関心から始まっている
- 金欠期のデートは「豪華さ」より「夜の時間の共有」にシフトする
- 不満の出口は共通の知人との場を作って自然に吐き出してもらう
- 危機を乗り越えたのは「思ってるよ」が伝わる小さな行動だった
- 還元は生涯かけてできる。今は「一緒にいる」ことを最優先にしてほしい
稼ぎ始めてから目の前の人を大切にしない、というのは本当にもったいないと思います。あの頃の関係だからこそ育てられたものが、必ずあります。
社会人になったら、真っ先にその人を幸せにしてあげてほしいです。
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