# 仮面浪人を考える新大学生へ|第二志望で得た3つのこと
この記事でわかること

あきら✅ 再受験はせず目の前に集中し、学年でも上位層まで到達
✅ 奨学金の全額免除を勝ち取り、就活では第一志望の内定も実現
✅ 社会人になった今、「他大学に行く必要はなかった」と思える結果に
先に、いちばん伝えたいことから言います。もし「仮面浪人しようかな」と少しでも考えているなら、私は強くはおすすめしません。 第一志望に届かなくても、いまの大学で目の前を頑張れば、ちゃんと取り戻せます。
仮面浪人とは、いまの大学に通いながら、別の大学の再受験を目指すことです。入学して少し経つと、「あと数点で第一志望だったのに」「ここでいいのかな」と揺れる人は少なくありません。
書いているのは、第一志望に届かず第二志望に進学し、入学後に再受験がよぎったものの、仮面浪人はせずに目の前を頑張った人です。浪人自体も経験しているので、もう一度やりたい気持ちもよくわかります。
そのうえで、なぜ仮面浪人はやめておいたほうがいいと思うのか。第二志望で実際に得られた「3つのこと」とあわせて、正直に書いていきます。
※本記事にはプロモーションが含まれます。
「あと数点だったのに」と揺れるのは、よくあること
まず、いま揺れている自分を責めないでください。同じ気持ちになる人は、けっこう多いと思います。
私もそうでした。入学して数か月したころ、得点開示で「あと数点で第一志望だった」と知ったんですよね。そのとたん、受験当日の記憶が一気に蘇ってきました。
最初の科目の失敗を引きずらなければ、あのケアレスミスがなければ、あの数点は埋まっていたはず。「もう一度受けたら受かるんじゃないか」と、本気で考え始めてしまいました。
そのうえ入学直後は、周りに少し違和感もあって。「自分はこんなところじゃない」なんて、いま思えば失礼で勝手な思い込みなんですが、当時はそう感じて、よけいに気持ちが揺れました。あとから知ったら、周りもみんな似た境遇で、同じように第一志望を目指して届かなかった人ばかりだったんですけどね。
その揺れは、真剣に頑張った証拠
気持ちが揺れるのは、それだけ本気で受験に向き合った証拠でもあります。だからこそ、勢いで動く前に、一度だけ立ち止まって考えてみてほしいんです。
それでも、仮面浪人は強くはおすすめしません
いちばん大きい理由は、「もう一度受けても、受かる保証はない」ことです。


もう一度受けても、受かる保証はない
「あと数点」で落ちた人は、毎年びっくりするほどたくさんいます。コンマ何点で合否が分かれることもある。それが受験です。そして結局、当日にちゃんと力を出せた人が受かります。
次にもう一度同じ土俵に立っても、また同じことが起こらないとは限りません。保証がないのに、いまある時間や人間関係という大きな代償を払う。そこが引っかかるところです。
受験は、人生の全てじゃない
少し冷たく聞こえるかもしれませんが、大学受験は思っているほど後を引きません。三年後、五年後に「あの大学だったから」「あの大学のせいで」と語っている人を、私はほとんど見たことがないんですよね。
就活でも、効くのは大学名そのものより「大学で何をしてきたか」です。Webテストや面接の受け答え、話の一貫性、志望動機。そういうもの全部で決まります。大学名で選ばれることは、絶対とは言いませんが、まずありません。一年弱を使って、しかも受かる保証もない。そう考えると、コスパはあまり良くないんです。
一度「ここでいいか」と入学した時点で、気持ちは一段落している
これは前提の話なんですが、入学を決めた時点で、心のどこかで「ここでもいいかな」と折り合いをつけているはずなんです。本当に第一志望しか考えられないなら、入学せずに浪人を選んでいるはずですから。
だからまず、勢いで再受験に飛びつく前に、「自分は何を叶えたいのか」「それは本当に、いまの場所では叶わないのか」を、一度紙に書き出してみてほしいです。
一人で1〜2年後ろを走るのは、想像以上にきつい
仮面浪人は、基本的に一人で戦うことになります。授業に出ながら、すでに受験に専念している人たちと競うのは、正直かなり不利です。受験から数か月も離れれば、知識も抜けていきますしね。
そのうえ、周りの友達がバイトや新しい挑戦でどんどん前に進んでいくなかで、自分だけ一、二年ぶん後ろを走り続けるのは、気持ちが折れやすい。いまの大学にいれば、テンポは違っても、同じ方向に進む仲間がいます。それは想像以上に心強いものです。
第二志望で目の前を頑張って、私が得た3つのこと
目の前に振った結果、私は第二志望でこの3つを手に入れました。
だから「第二志望でも、ちゃんと取り戻せる」と、自信を持って言えます。


一つ目:上位層で得た「奨学金の免除」と自信
第二志望でも、その中で本気で頑張れば上位に入れます。上のレベルの大学に行ってビリで劣等感を抱くより、いまの場所で上位を取るほうが、得られるものは大きかった。私は上位層に入って奨学金の免除を受けられて、学費の負担も軽くなりました。正直、「何のために他の大学に行く必要があったんだろう」と思うくらいです。
二つ目:自信をつけて掴んだ「第一志望の内定」
大学で結果を積み上げると、自信がつきます。その自信を持って就職活動に臨んで、第一志望の会社から内定をもらえました。受験で第一志望に届かなくても、就職で第一志望を掴むことはできるんですよね。やっぱり効いたのは大学名ではなく、大学で何をしたかのほうでした。
三つ目:勉強だけじゃない「世界」と仲間
受験勉強だけで閉じていた視野が、大学に入って一気に広がりました。勉強以外にも世界にはいろんな道があって、いろんなことをやっている人がいる。授業で頼られたり、グループワークで聞かれたりするうちに、自己肯定感も戻ってきました。
目の前の大学で自信を取り戻す方法は、いくらでもあります。資格の勉強でも、毎日の読書でも、英会話でもいい。通学のスキマ時間にオーディオブックで本を聴く習慣などは、続けやすくておすすめです。
そして、「自分は何を大事にしたいのか」を考える習慣は、進路にも人間関係にも効きます。私はそれを手帳に書き出してきました。その話は別の記事にまとめているので、いまの場所で何を頑張るか迷う人はのぞいてみてください。


ただし、浪人そのものを否定するつもりはありません
ここまで仮面浪人には反対の立場で書いてきましたが、「浪人」そのものはまったく否定しません。
私自身も浪人を経験していて、あれは本当にやってよかったと思っています。ただそれは、入学せずに、全てをかけて受験に振り切ったからでした。入学前で、まだどうしても諦めきれない。そういう人は、浪人に全振りするのもいいと思います。親に頭を下げて、感謝を忘れずに、自分と向き合って頑張ってほしいです。
仮面浪人をおすすめしないのは、一度いまの環境を選んで、そこにできた人間関係や時間を全部投げ打ってまでやり切れる人が、かなり少ないからです。
こんな人は、再受験もありだと思います
唯一、「いまの場所にいるほうがどう考えても得」と分かったうえで、それでも心が限界で、毎日やる気が出ない、気持ちが沈んでしまう。そのくらいの状態なら、代償を全部理解したうえで再受験に賭けるのもありだと思います。メンタルは何より大事ですから。
最終的には、自分の考えがいちばん大事です。この記事を読んでも気持ちが変わらないなら、それはそれでいい。覚悟を持って、頑張ってください。
それと、「肩書きを変えたい」だけなら、手段は受験だけではありません。大学院に進むタイミングで大学を変える人もいるし、三年次に編入する人も一定数います。いまの場所で結果を出しながら、あとから状況を塗り替えることもできます。
まとめ:受験で負けても、人生に負けたわけじゃない
最後に、いちばん伝えたいことを書きます。
第一志望に届かなかったのは、悔しいことだと思います。でも、それは受験に負けただけで、人生に負けたわけではありません。むしろ、ここからいくらでも取り戻せます。
一度これだと決めて入学した今の大学で、環境のせいにせず、自分の手で未来を掴んでいってください。努力は、遅くなってもちゃんと返ってくると思います。
私は第二志望で頑張って、気づけば「他の大学に行く必要があったのかな」と思うくらいの場所まで来られました。あなたにも、きっとできます。
いまの大学で何から始めるか迷っている人は、次の記事もヒントになるはずです。











