就活面接で研究内容を話すコツ3つ|院生が失敗から学んだ伝え方

目次

この記事でわかること

研究内容はざっくりで十分・専門用語は短く切って例を添える・過程と周囲との協力を話すという3つのコツをまとめた図解
中身より伝え方。相手に合わせて話せるかが見られています
あきら
✅ M1の春から研究と就活を並行で進め、M1の1月で就活終了
✅ 専門職枠で第一志望から内定、複数社で研究内容を話した
✅ 学会発表10件・JASSO全額免除を取得した研究経験あり
✅ 研究の話で評価された体験と失敗を3つのコツに整理

就活の面接で「研究内容を教えてください」と言われて、どう答えていいか困ったことはありませんか。

せっかく頑張ってきた研究だから、ちゃんと伝えたい。でも専門外の人に話しても伝わらないし、どこまで説明すればいいのかわからない……というのは、院生なら一度は感じることだと思います。

この記事は、面接で研究の話をうまく伝えられない院生へ、専門職枠で就活を終えた立場から、話し方のコツを3つに絞ってお伝えするものです。 大事なのは一つで、相手の目線に合わせて話せるかどうかです。

※本記事にはプロモーションが含まれます。

なぜ「伝え方」が面接で問われるのか

入社後も同じことをやるからです。研究の中身そのものより、専門外の相手にわかるように話せるかを見られています。

入社後も同じスキルが必要だから

専門職なら尚更で、難しい技術的な内容や分析結果を、他部署の方やお客様企業に説明する場面が日常的にあります。そのとき、相手の様子を見ながら目線を合わせ、納得してもらわないと合意や契約には進みません。うまく伝えられなければ、どれだけ良い研究・仕事をしていても、評価してもらえないまま終わってしまうんですよね。

だから面接官は「この人は専門外の人に、難しいことをわかるように話せるか」を見ています。研究内容の質そのものよりも、伝え方の質が問われているということです。

目標の水準は「思ったより低くていい」

あらかじめ伝えておくと、研究の話し方の目標水準は思っているより低くて大丈夫です。

「自分の研究分野を簡単に説明できる」→ 十分合格ライン。

「自分の貢献や新規性まで伝えられる」→ かなりすごい。

それくらいのイメージです。細かい専門知識を全部説明しようとするのではなく、「何の分野で、どんな問いに取り組んでいたか」を相手にわかる言葉で話せれば、それだけで十分な印象を残せます。

研究がまだほとんど進んでいなくても、この水準は変わりません。学会発表なしで修士の就活をどう戦うかは、別記事にまとめています。

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まず一歩:「この研究を知らない人に一文で説明するなら?」を試しに書いてみる。それが面接で使う説明の出発点になります。

① 研究内容は「ざっくり」で話す

面接官が自分と同じ分野の人である可能性は、ほとんどありません。深く理解してもらう前提を、最初から手放しておくと楽になります。

同じ研究テーマの人が面接官に来ることは、まずない

専門職枠の面接で現場の部署の方が来ても同じです。ドンピシャで同じ研究テーマの社員さんが担当になるのは、学会で顔を合わせるような系統の研究室出身の方くらいで、そういう巡り合わせはめったに起きません。「専門職だから通じるだろう」と思っていると、話している途中で「はぁ……」という空気になります。実際に私もそうでした。

経歴欄の一行が、すでに証明になっています

研究を頑張ってきたことは、口で説明しなくても伝わっている部分があります。

「国内学会・国際学会で発表しました」という経歴が一行あるだけで、続けてきたこと・外の場に出したことは伝わります。 頑張りを全部言葉にしようとするより、相手に伝わる言い方を選ぶ。ここを切り替えられると、面接全体がだいぶ楽になります。

② 専門用語は「1文を短く、例を添える」

専門用語は基本的に使いません。出てしまったら、その場で言い換えをセットにします。そして一文を短く切って、相手の反応を見ながら進めます。

使うなら自己解説をセットに

「○○という技術を使っています」だけで終わらせず、「○○というのはこういうことに使われる技術なんですけど、それを〜に応用していまして」と、一文を短く切って話します。

長く説明しようとするほど相手が追いつけなくなるので、一文ごとに「ここまで大丈夫ですか」という感覚で進めると伝わりやすいです。文章を短く切って相手とキャッチボールする。ここが最初に押さえたいコツです。

例えは「日常生活にあるもの」で

具体例は、日常生活に近いものを使うと伝わりやすくなります。

「例えばスマホで〜するときと似ていて」「ちょうど地図アプリが〜するのと近い仕組みで」というように、相手が普段触れているものに結びつけると理解されやすいです。

そして、これはあくまで「聞かれたら答える」レベルです。研究の説明を完璧に準備するより、聞かれてみてどこに興味を持たれるかを確認してから掘り下げる。そのくらい構えておく方が、面接の流れとして自然です。

まず一歩:自分の研究テーマを「親に話すとしたら?」という視点で一文にまとめてみる。そのくらいのレベルが面接での説明にちょうど良いです。

③ 研究「内容」より、研究の「過程」と「周囲との協力」を

面接で手応えがあったのは、研究の中身ではなく、周りの人とどう進めたかを話したときでした。課題→アプローチ→結果を端的に伝えて、そこに協力の話を乗せるのがおすすめです。

課題→アプローチ→結果を端的に

研究の話をするときは、内容そのものではなく「どんな問題に向き合って、どう動いたか」を軸に組み立てると伝わりやすいです。

「こういう課題があって、こういうアプローチで取り組みました。結果として〜になりました」を端的に伝える。それで十分です。面接は発表会ではなくキャッチボールなので、詳細は相手から掘り下げられたところを答えればいい。そのやりとり自体が「相手を見ながら話せる人」という印象に繋がります。

周囲とどう協力したかが評価されました

私が就活で実感したのは、研究の中身よりも「人と一緒に進めた経験」の方が面接で評価されるということでした。

面接後のフィードバックで「協調性があった」「違う立場の人とうまくすり合わせながら進められていた」という言葉をもらいましたが、それは技術的な話ではなく、チームでどう動いたかを話したときでした。

ただ、順番としては逆でした。内々定をもらったあと、私の選考のときに社内で使われた評価コメントを見せてもらう機会があったのですが、そこにはまず「懸念した」と書かれていました。ESのガクチカに、人と取り組んだ話を一つも書いていなかったからです。

そのESの全文と、評価コメントは note にまとめました(500円)。面接で何を話したときに懸念が消えたのかまで、その文面から読み取れます。

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