この記事でわかること

あきら✅ 院生時代はTAとして学部生の演習を担当
✅ 同期や周りでTA×学生の恋愛を何組も見てきた
✅ 学生時代に出会った人と5〜6年交際し、学生結婚
授業で分からないところを教えてくれるTAが、なんだか素敵に思えてきます。優しく教えてくれて、自分より少し大人で、余裕があって……。そんなふうに気になり始めた人は、あなたが思っているより多いです。
でも相手はTA。立場の差もあるし、下手に声をかけて気まずくなるのも怖い。授業が終わるたびに、何も言えないまま教室を出ていませんか。そこで止まってしまう気持ち、よくわかります。
この記事は、授業のTA(年上の院生)を好きになった学部生に向けて書いています。私自身、院生時代にTAをしていて、同期や周りでTA×学生の恋愛を何組も見てきました。
先に結論だけ言うと、片思いで終わらせなくて大丈夫。授業の「教わる」を入り口にすれば、ちゃんと近づけます。 焦らず、相手の立場を大切にして、忙しさに気を配りながら、学期中に声をかけるのがコツです。
※本記事にはプロモーションが含まれます。
結論:声をかけるのは学期中、入り口は質問
TAへの片思いは、質問するところから始められます。特別なテクニックはいりません。 授業で「ここ教えてください」と一歩踏み出すだけで、その他大勢の一人ではなくなります。学部生だからと遠慮する必要は、まったくないです。
あとは、ほんの少しだけ勇気を出すタイミングの話です。声をかけるなら学期中がおすすめです。 なぜ待たなくていいのかと、もう学期が終わったあとに読んでいる人はどうするかは、後半の「声をかけるタイミング」で書きます。
毎回しつこく話しかけたり、みんなの前で連絡先を聞いたりはしない——それくらいの気遣いができていれば問題ありません。あとは、次の授業で聞くことを一つ決めるところから始めてみてください。
なぜTAを好きになるのは自然なのか
TAに惹かれるのは、好意が生まれやすい条件が重なっているからです。 大きく三つあります。
一つ目は「教えてもらえる」関係。 人は、自分を助けてくれた相手に好意を持ちやすいものです。分からないところを教わって、その場で分かるようになる。この体験が毎週繰り返されると、相手が特別な存在に思えてきます。しかも、教わるのは自分が困っているときです。困っているところを見せた相手には、こちらも心を開きやすくなります。
二つ目は「大人の余裕」。 手の届く距離の先輩です。学部1〜2年の授業なら、TAをしている院生は三つから五つ上あたりです。知らないことを優しく教えてくれて、こちらが分からなくても慌てません。分からない学生を見慣れているからです。その落ち着きに惹かれるのは自然ですよね。
三つ目は「繰り返し会う」こと。 演習やゼミで毎週顔を合わせて、会話が増えて、だんだん意識するようになります。毎週会えるのに、教室を出たら連絡先も知らない。だからその時間が特別に感じられます。






TAは、授業で知った学生の連絡先などを私的に使わない、という誓約をしていることが多いです。禁じられているのはそこで、授業の外で会うこと自体ではありません。授業中だけ急に事務的な対応になっても、それだけで脈がないとは限りません。TAは全員に同じ対応をすることを求められる立場だからです。
TA側が学生とどこまで関わってよいことになっているかは、TA本人に向けて書いた次の記事にまとめました。あちらはTAに向けて「担当の間はフラットに」と書いているので、学期中に相手が素っ気なくても、断られたと早合点せずにすみます。


距離を縮める3ステップ(TAの立場を大切にしながら)


入り口は授業の中で十分です。自分で考えた質問で名前を覚えてもらい、少しずつ授業以外の話題へ広げて、最後に個別に教わる時間をつくります。 この順番なら無理がありません。
ステップ① 「自分で考えた質問」で名前を覚えてもらう
まずは質問から。質問に来る学生の名前を、TAは自然と覚えていきます。
ただしコツは「自分で一度考えてから聞く」こと。 答えだけ聞こうとしたり、調べれば分かることを何度も聞いたりすると、さすがに印象が悪くなります。逆に、自分なりに考えた結果分からなくて聞く質問なら、たとえ的外れでも問題ありません。「お、ちゃんと向き合ってるな」と伝わります。合っているか間違っているかより、自分で考えたことが伝わるかどうかです。
余裕がある人は、「これとこれって関係ありますか?」「ここを発展させるとどこに繋がりますか?」のように、もう少し踏み込んだ質問をしてみるのもおすすめです。余裕がない週は、一つだけ持っていけば十分です。授業中に手を挙げてくれる学生のことは、TA側もよく見ています。そのあと質問に来てくれると、「先週も聞いてくれた人だ」とすぐ分かります。
ステップ② 授業以外の話題を一つ増やす
次は、授業以外の話題を少しだけ混ぜます。短い質問や一言なら、授業の前後の数十秒あれば足ります。話しかけられること自体を嫌がるTAは少ないです(ただし相手は忙しいので、長く引き止めない、忙しそうなら次にする、という前提は要ります)。
たとえば持ち物のステッカーやスマホのアイコンが目に入ったら、「それ〇〇ですよね?」と話しかけると、共通の趣味が見つかることがあります。「どんな資格を取ったんですか」「就活っていつ頃でした?」のような質問でも、距離は縮まります(恋人がいるかどうかや、住んでいる場所は、この段階ではまだ聞かない方が無難です)。
もう一つ大事なのが、「いつも〇〇ですよね」と、さりげなく相手を見ていたことを伝える一言。 「この前、学食にいませんでした?」「もしかして、あそこでバイトしてます?」くらいの軽さで十分です。「見てくれてたんだ」と相手は思います。こちらが想像しているより、ずっと嬉しいものです。
研究の話も喜ばれます。学会(研究の発表会)に行ってきた話が授業で出たら、「学会どうでしたか」と聞いてみてください。研究の話を聞かれて嫌な院生は、ほとんどいません。
ステップ③ 個別に教わる時間をつくる
最後は、1対1に近い時間をつくること。授業の前後で話すのと、別の時間に教わるのとでは、話せる量が変わります。
ただ大前提として、院生は基本的に忙しいです。「空いてますよね」という前提で誘うと、相手の負担になります。だから最初は、相手の都合を先に聞いて、来週など少し先の日時で約束を取るのがおすすめです。たとえば「手が空いているときに、ここを教えてもらえますか」「来週どこか、ご都合のいい時間に1時間ほど見てもらえませんか」くらいの聞き方です。
実際にうまくいった同期の例でも、動いたのは学部生の側からでした。名簿や紹介ではなく、学生の方から連絡先を聞いて、そこから授業の外のやり取りが始まっています。それを何回か重ねるうちに、夜には「お腹空いたし、ご飯でも食べて帰ろう」と二人で過ごすようになり、休日にも出かけるようになりました。そのまま社会人になったいまも続いています。もちろん、全部がこう進むわけではありません。何回か教わってみて反応が変わらないなら、それは合わなかったというだけで、こちらが失敗したわけではないです。授業はそのあとも続くので、質問に行くのをやめる必要もありません。
なお、授業のコマ以外の質問対応までは、TAの給与に入っていないこともあります。私は、無給で付き合うのは週に1時間くらいまでと自分で決めていて、それを超えそうな相談は、学部生の質問を受け付けている学内の窓口を紹介していました。だから気にするのは引き止める時間の長さだけで、質問に行くこと自体はためらわなくて大丈夫です。
私がTAとして、どこまでが給料の出る仕事で、どこからが無給だったのかは別の記事にまとめました。先に知っておくと、相手が引き受けやすい時間帯を選んでお願いできます。


3つに共通すること
あくまで一例なので、順番が前後してもかまいません。話しやすい相手なら、ステップ②と③をまとめて進めてもかまいません。いきなり二人で会うのは気が重い、という人は、仲のいい友達と二人組で行くのも一つです。TAは何人かをまとめて見るのに慣れているので、グループから始めて、そこから徐々に個別へ、という流れでも大丈夫です。
ちなみにさきほどの同期の例では学部生の側から声をかけていますが、どちらから声をかけても、どんな組み合わせでも、考え方は変わりません。大事なのは性別や立場ではなく、「教わる」を入り口にして、話す時間を授業の前後から二人だけの時間へ少しずつ移していくことです。これは私と周りで実際にあった話で、そのままなぞれば同じように進むものではありません。何回目で二人で会えるようになるかは、お互いの性格によって違います。「自分たちならどう声をかけるか」に置き換えて読んでみてください。
連絡先は、このステップの中で必要になります。「日程を決めたいので、連絡先を教えてもらえますか」と、日程調整の用事として二人のときに聞くのが、お互い気まずくない形です。人前で聞かないのは、相手が断りにくくなるからです。
断られたあとの気まずさが怖いなら、聞き方を「日程の相談」にしておくと後を引きません。「来週どこかで見てもらえませんか」が断られても、断られたのは予定であって、あなた自身ではないからです。次の週も、いつもどおり質問に行けばいいだけです。
声をかけるタイミング:成績が出るまで待たない
「成績が出てから」と待つ必要はありません。むしろ、声をかけるなら学期中がおすすめです。 相手の立場を大切にするというのは、黙って待つことではありません。気をつけるのは声のかけ方です。時期そのものを気にして黙っておく必要はありません。
理由はシンプルで、長期休みに入ると授業で会わなくなり、そのまま話す機会が途切れます。しかも次の学期には、TAが別の人に変わっていることもあります。「落ち着いてから」と待つうちに、会う理由そのものが消えてしまうんですよね。
なので、話す回数は学期中のうちに増やしておきましょう。そのうえで、誘うのは成績が出たあとです。 「テスト終わったら、お疲れさま会しましょう」と学期中に声だけかけておいて、実際に会うのは成績が出てから。これなら相手が断る理由がありません。
見落としがちなのですが、そのTAが成績をつけている間に向こうから誘ってこないのは、冷たいからではありません。私自身、担当している間は自分から誘わないようにしていました。だからこそ、成績が出たあとはこちらから声をかける番です。夏の花火大会やお祭りのように、何人かで行く前提のイベントをきっかけにすると、切り出しやすくなります。
もし、もう学期が終わったあとにこれを読んでいるなら、次にその人と顔を合わせられる予定を一つ確かめるところから始めれば十分です。来学期の履修、学部生も参加できる公開ゼミ、学部の行事。担当が別の人に変わっていても、前の学期に一度でも質問に行っていれば、廊下で会ったときに「去年お世話になりました」と切り出せます。
相手の予定を待つ間:気持ちの整理と、時間の使い道
相手の返事を待つ間にやることを決めておくと、焦って距離を詰めすぎずにすみます。 気持ちを落ち着ける方法と、時間の使い道を一つずつ書きます。 うまくいってほしい気持ちが強いほど、つい急いでしまうんですよね。
それに、相手は時間のない院生です。予定を合わせられない日も出てきます。会えない日に自分の予定がある人は、相手の返事を待つ時間が苦しくなりません。相手の予定が読めない日があっても、それで自分の予定は止めなくていいです。
気になる人ができると、頭の中がその人でいっぱいになって、課題が手につかない日もありますよね。そんなときは、いま考えていることを紙に書き出してみてください。私は書き出すと気持ちが落ち着いて、目の前のことに戻りやすくなりました。何に書くかで迷うなら、私が4冊目まで使っている手帳のレビューを読んでみてください。半年書けなかった時期にどう戻ったかまで、七つの観点で全部書いたので、自分に合うかどうかを買う前に判断できます。


書き出して落ち着いたら、また次の授業で声をかければいいだけです。
そのうえで、待っている時間の使い道を決めておくと、相手の予定が空くのを待つだけの日がなくなります。私が選んだのは次の二つでした。相手に見せるためではなく、この先の自分のために選ぶのがおすすめです。
私の場合は英語でした。英語は、院進しても就職しても使います。朝に1問だけ解くのを続けていたら、就活が始まったころには使えるスコアが手元にありました。まとまった勉強時間を先に確保したわけではありません。英語のスコアをこれから取るなら、スタディサプリENGLISH TOEIC対策コースの7日間無料体験があるので、通学の行き帰りだけで自分が続けられるかどうかを、先に試せます。
もう一つは、耳で聴く読書です。TOEICがスコアを伸ばすための勉強なら、こちらは知らない分野に触れる時間です。机に向かう時間が取れない日でも、歩いている間や電車の中なら聴けます。1冊聴くだけでも、それまで手を出さなかった分野の話が入ってきます。Audibleの30日間無料体験があるので、気になっていた本を1冊、今日のうちにダウンロードしておいてください。聴き続けられそうかどうかは、寝る前の30分に流してみれば分かります。
まとめ:小さな「教えてください」から
片思いで終わらせる必要はありません。入り口は、ほんの小さな質問や一言です。
- TAに惹かれるのは自然なこと。学部生だからと遠慮しなくて大丈夫
- 距離は「自分で考えた質問→授業以外の話題→個別に教わる時間」の順で、少しずつ
- 相手の立場と忙しさを大切にする。急いで詰めるのではなく、丁寧な一歩を続ける
- 声をかけるなら学期中。長期休みで疎遠になる前に、学期末の「お疲れさま会」に誘う
- 相手の予定を待つ間にやることを決めておく。焦って距離を詰めすぎずにすむ
タイミングを計ってしまうのは、それだけ真剣だからです。そのうえで、私が見てきた組も、いきなり誘ったのではなく、授業の中で話す回数が増えたところからでした。気負わずに、次の授業で質問を一つ持っていくところから始めてみてください。
そして、TAと話すようになると、似た関係の悩みや、この先の進路やお金のことも気になってきます。いまの自分に当てはまるものがあれば、そこから読んでみてください。
- バイト先にも、毎週顔を合わせる気になる人がいる:同じ場所で会い続ける相手にどう振る舞うかは、TAでもバイトでも同じです。私がカフェのバイト先で出会って結婚するまでを書いたバイト先の恋愛の記事で、距離が縮まったのがシフト中ではなく閉店後やまかないの時間だったことを書いています。
- 就活がそろそろ視野に入ってきた:就活のサイトに一度登録してみると、卒業までに何を経験しておけばいいかが分かります。キミスカに登録してプロフィールを埋めるところまでは料金がかかりません。埋めていくと、自分がこれまで何をやってきたのかを一度書き出すことになります。


- 「付き合えたとして、お金がもたないのでは」と先が気になる:そこは先に見ておけます。私が貯金なしから始めたときは、まとまった支払いが婚約指輪・新居・挙式・新婚旅行の四回で、同じ月に二つは重なりませんでした(プロポーズは修士論文を出した直後、籍は記念日に合わせて社会人になってから入れました)。ここまでは貯金なしから始めた同棲と結婚式の話の無料部分(0〜5章)で読めます。
- 「院生って案外いいかも」と思い始めた:院進を選択肢に入れるかどうかは、就活か院進かで迷ったときの判断軸で挙げた研究への興味・お金・将来像の三つで、自分の場合はどうかを考えると決めやすくなります。
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