就活面接で研究内容を話すコツ3つ|院生が失敗から学んだ伝え方

# 就活面接で研究内容を話すコツ3つ|院生が失敗から学んだ伝え方

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この記事でわかること

就活面接で研究内容を伝えるポイント図解

修士1年の秋から2ヶ月の集中就活で第一志望に内定。専門職枠での就活経験をもとに、研究者が社会人になるときの橋渡しの仕方を書いています。

就活の面接で「研究内容を教えてください」と言われて、どう答えていいか困ったことはありませんか?

せっかく頑張ってきた研究だから、ちゃんと伝えたい。でも専門外の人に話しても伝わらないし、どこまで説明すればいいのかわからない……というのは、院生なら誰でも一度は感じることだと思います。

この記事では、専門職枠での就活経験をもとに「研究内容の話し方」を整理します。ポイントは一つで、「相手の目線に合わせて話せるかどうか」です。

※本記事にはプロモーションが含まれます。

なぜ「伝え方」が面接で問われるのか

入社後も同じスキルが必要だから

研究内容の話し方が面接で見られる理由は、「入社後もまったく同じことをやるから」です。

専門職であれば尚更で、難しい技術的な内容や分析結果を、他部署の方やお客様企業に説明する場面が日常的にあります。そのとき、相手の様子を見ながら目線を合わせ、納得してもらわないと合意や契約にはつながらない。うまく伝えられなければ、どれだけ優れた研究・仕事をしていても、成果はゼロと同じになってしまうんですよね。

だから面接官は「この人は専門外の人間に、難しいことをわかるように話せるか?」を見ています。研究内容の質そのものよりも、伝え方の質が問われているということです。

目標の水準は「思ったより低くていい」

あらかじめ伝えておくと、研究の話し方の目標水準は思っているより低くて大丈夫です。

「自分の研究分野を簡単に説明できる」→ 十分合格ライン。

「自分の貢献や新規性まで伝えられる」→ かなりすごい。

それくらいのイメージです。細かい専門知識を全部説明しようとするのではなく、「何の分野で、どんな問いに取り組んでいたか」を相手にわかる言葉で話せれば、それだけで十分な印象を残せます。

まず一歩:「この研究を知らない人に一文で説明するなら?」を試しに書いてみる。それが面接で使う説明の出発点になります。

① 研究内容は「ざっくり」で話す

同じ研究室の社員がいる確率はほぼゼロ

面接官が研究内容を深いところまで理解してくれる、という前提は最初から手放した方がいいです。

専門職枠の面接で部署の方が来ても同じです。ドンピシャで同じ研究テーマの社員さんが担当になるのは、国内・国際学会で顔を合わせるような系統の研究室出身の方でないと難しくて、そういった人が面接官になることはほぼありません。「専門職だから通じるだろう」と思っていると、話している途中で「はぁ……」という空気になります。実際に私もそうでした。

経歴欄の一行がすでに証明しています

研究を頑張ってきたことの証明は、口で説明しなくてもすでに済んでいます。

「国内学会・国際学会で発表しました」という経歴が一行あれば、それで十分伝わっています。 継続してきたこと、一定の成果を出したこと、外の場で評価を受けたこと——この情報が経歴欄に詰まっているので、自分でわざわざ言葉で説明し直す必要はないんです。

頑張りを全部伝えようとするより、相手に伝わる言葉で話すことを優先する。ここの切り替えができると、面接全体がだいぶ楽になります。

② 専門用語は「1文を短く、例を添える」

使うなら必ず自己解説をセットに

専門用語は基本使わないのが前提で、どうしても出てしまうときは「〜というのは、〜という意味なんですが」と必ずセットで説明します。

「○○という技術を使っています」だけで終わらせず、「○○というのはこういうことに使われる技術なんですけど、それを〜に応用していまして」という形で一文を短く切って話す。文章を短く切って相手とキャッチボールすること、これが一番大事なコツです。長く説明しようとするほど相手が追いつけなくなるので、一文ごとに「ここまで大丈夫ですか?」という感覚で進めると伝わりやすいです。

例えは「日常生活にあるもの」で

具体例は、日常生活に近いものを使うと一気に伝わりやすくなります。

「例えばスマホで〜するときと似ていて」「ちょうど地図アプリが〜するのと近い仕組みで」みたいに、相手が普段触れているものに結びつけると理解されやすいです。

そして、これはあくまで「聞かれたら答える」レベルです。研究の説明を完璧に準備しようとするより、聞かれてみてどこに興味を持たれるかを確認してから深掘りする——そのくらいの余白を持っておく方が、面接の流れとして自然です。

まず一歩:自分の研究テーマを「親に話すとしたら?」という視点で一文にまとめてみる。そのくらいのレベルが面接での説明にちょうど良いです。

③ 研究「内容」より研究「過程」と「人とやった話」を

課題→アプローチ→結果を端的に

研究の話をするとき、内容そのものではなく「どんな問題に向き合って、どう動いたか」を軸に組み立てると伝わりやすいです。

「こういう課題があって、こういうアプローチで取り組みました。結果として〜になりました」を端的に伝える。それだけで十分です。面接は発表会じゃなくてキャッチボールなので、詳細は相手から深掘りされたところを答えればいいです。そのやりとり自体が「相手を見ながら話せる人」という印象につながります。

「人とやった話」が一番刺さります

私が就活してみて一番実感したのは、研究の中身よりも「人と一緒にやった経験」の方が面接で刺さるということです。

面接後のフィードバックで「協調性があった」「違う立場の人とうまくすり合わせながら進められていた」という評価をもらいましたが、それは技術的な話ではなく、チームでどう動いたかの話をしたときでした。

社会人になって改めて思うんですが、仕事ってほぼ全部が「人との調整」なんですよね。みんなの妥協点を見つけながら進めていく力が実際に求められていて、企業はそれをすでに知っているので面接でも見てきます。

研究室という環境は、学部生・院生・先生など幅広い年齢層と一緒に進める場所でもあります。「多様な立場の人と研究を進めてきた」という形で話せると、院生ならではのアピールになります。

面接で刺さったのは技術の話ではなく、チームで一緒に動いた話だった。企業が見ているのは「調整力」です。

実際の就活経験より

業界・企業ごとに求められるものは変わります。志望先の内定者体験記や選考フローを事前に確認しておくと、どの経験を前に出すべきかが整理しやすいです。

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④「なぜ修士で就職するのか」は必ず用意しておく

研究の話ばかりすると博士進学を疑われる

院生の就活でもう一つ気をつけたいのが、「この人はなぜ博士に行かないのか?」という視点を相手が持っているということです。

研究の話ばかりしていると「研究が好きなら博士に進んだ方がいいんじゃないか」という印象が生まれます。実際にそういう空気を感じた方も多いはずです。だからこそ「なぜ修士で就職するのか」「研究を通して社会に出たいと思った理由」を自分の言葉で話せるようにしておく必要があります。

社会に出る理由を一言持っておく

「研究が社会に届くまでには時間がかかる。だからまず社会で学んで、そこから貢献したい」「幅広い経験を積むために修士で出るという選択をした」——そういった説明が一つあるだけで、面接全体の文脈がすっきりします。

学部とは別の大学院に進んだ方は、「なぜ移ったのか」も同じ文脈で聞かれることがあります。「その分野により近い研究ができる環境だったから」「最先端を走っている研究室の先生のもとで学びたかったから」といった理由は、主体的に環境を選びに行った証拠になるので、むしろポジティブに使えます。院に入ってから就活までの期間が短いぶん研究成果は出しにくいですが、そこは「成果よりプロセス」で話す方針でカバーできます。

最後に一つ。自分をよく見せようとして、得意でないキャラクターを演じようとすると、入社後にそのイメージで扱われ続けます。ありのままの自分を見せた方が、長く続けられる会社に出会いやすいです。面接は、自分と会社の相性を確かめる場でもあるんですよね。

研究を通して「院進か就職か」を考えてきた過程も面接の材料になります。その判断軸についてはこちらも参考にしてみてください。

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まず一歩:「なぜ修士で就職するのか」を3〜4文で書き出してみる。書けないなら面接前に整理しておく。

まとめ:伝え方が、あなたの研究を活かす

就活の面接で研究内容をどう話すか、整理しました。

  • なぜ問われるか:入社後も同じことが求められるから。伝えられなければ成果はゼロと同じ
  • 目標の水準:分野の概要が説明できればOK。貢献・新規性まで話せたらかなりすごい
  • 話し方の基本:経歴が証明済み・専門用語は短く・例を添える・キャッチボールで
  • 刺さる話:研究「過程」と「人とやった話」。企業が見ているのは調整力
  • 院生特有の準備:「なぜ修士で就職するのか」を自分の言葉で用意しておく

研究を一生懸命やってきた人ほど、詰め込みすぎてしまいがちです。でも、詰め込まなくていいんです。あなたが頑張ってきた事実は経歴にすでに出ています。面接では、その人間をキャッチボールしながら見せていく場だと思ってみてください。

就活の自己分析や面接対策をもっとしっかり進めたい方には、現役人事や内定者が伴走してくれるサービスも活用してみてください。

研究実績をJASSOの返還免除や就活につなげる方法については、こちらも読んでみてください。

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